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リアル竜宮城 ホテル浦島

マイマップ:ホテル①参照

 

亀が迎えに来るチェックイン

このホテルはチェックイン前から物語が始まる。

チェックインの為に指定された場所はなんと桟橋。

しばらく待っていると対岸から亀が来る!

そう、亀を模した船が送迎にやってくるのだ。

亀はそのまま宿泊客を対岸の半島まで連れていき、海側に構える大きなホテルの入り口に辿り着く。

ここは水の中ではなく温泉でくつろぐさながら竜宮城のようなホテルである。

アトラクションではなく移動手段としてのこのおもてなしなので、大人も楽しみながら移動ができる。

半島全域が殆どホテルの敷地となっており、多くの建物が渡り廊下で繋がっている探検感満載のホテルでもある。

 

半島全部がホテル  理想の温泉郷

和歌山県紀伊半島の南端近くの那智勝浦。

この南紀随一の大きさを誇る温泉郷は、世界遺産熊野古道の近傍でもあり、紀伊半島の旅の拠点としては絶好の位置。

ホテルは船が到着する本館、山上館、日昇館、なぎさ館からなる。

温泉には露天風呂もあるが、自然の洞窟をそのまま利用した忘帰洞、玄武洞が一番の見もの。

できるだけ寒くて天気が悪い日に行くと、大荒れの太平洋を目の前にした圧巻の景色を温まりながら眺め、本当に異世界にいるかのような気分になる。

温泉というだけで体から何か悪いものが抜けていく感覚があるが、ここでは視覚でも触覚でもさらに日常の鬱憤を奪い去られていくような感覚がある。

忘帰洞の名の通り、浦島太郎のごとくとても長い時間を過ごしてしまいそうである。

 

体力があると楽しい温泉ホテル

温泉ホテルと言っても、できるだけ若いうちに行くことをお勧めする。

ホテル内は半島の地形に沿って様々な別館があり沢山の温泉が存在するため、温泉を何個も楽しもうとすると大きな高低差を移動することになる。

エレベータやエスカレータはあり、特に本館から山上館に行くにはスペースウォーカーという長いエスカレータがある。

若かりし私は兄弟とともに154mあるその坂をかけっこして楽しんでいた。

体力があると楽しいホテルなんてめったにない。

汗をかいたらお風呂で洗い流す。

迷惑にならない程度にホテル内を踏破するのがおすすめ。